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ぐるぐる回る!地形図で堪能する鉄道ループ線3選

[地図]  2012年11月28日
こんにちは、Yahoo! Open Local Platform (YOLP) の末廣です。

地図で鉄道路線を眺めていると、どこまでも続く線路に誘われ、遠い地への憧れ、空想が広がりますよね。もちろん、YOLPスタッフにも鉄道好きがたくさんいます。地図を見ながら鉄道の話に花を咲かせる、そんな彼らから集めた鉄道ネタの中から、ループ線をご紹介します。


ループ線とは

鉄道黎明期、鉄のレールの上を車輪で走る蒸気機関車にとって急な勾配は最大の弱点のひとつでした。しかし、当時は現在のように土木技術が発達していなかったため、長大なトンネル建設は困難でした。そこで、峠を上る路線では急勾配を緩和させるために、ループ線が敷設されました。
ループ線とは文字通りループ状に線路を敷設したもので、勾配緩和のために設置されるものと、路面電車などの起終点で折り返しのために設置されるものがあります。
ここでは、勾配緩和のためのループ線を、地図と一緒に眺めてみましょう。


大畑(おこば)ループ線(肥薩線)

ひとつめは、肥薩線の大畑ループ線です。
熊本県八代駅から鹿児島県隼人駅までを結ぶ肥薩線は、全線単線のローカル路線です。

大畑ループ線 (クリックするとYahoo!ロコ-地図にジャンプします)

この肥薩線の人吉~吉松間は、矢岳(やたけ)駅を頂上とする険しい「矢岳越え」ルートです。そこで急勾配を緩和するため、大畑駅にはループ線が設けられました。機関車は急勾配を一気に走り抜けることができないため、さらに大畑、真幸(まさき)の2駅にスイッチバックも設置されました。

大畑駅・大畑ループ線


真幸駅


大畑駅には、蒸気機関車が水を補給する給水塔と、乗客がすすけた顔を洗うための洗面台があり、往時をしのぶことができます。
また矢岳駅を過ぎるとすぐ南に矢岳トンネルがあり、ここを抜けると日本三大車窓として名高い、えびの盆地と霧島連山を望む壮大な景色が広がります。観光列車「いさぶろう」「しんぺい」に乗って、ループ線やスイッチバックを体験し、すばらしい景色を楽しんでみてはいかがでしょう。


鳩原(はつはら)ループ線(北陸本線)

ふたつめは、北陸本線の敦賀~新疋田間にある、鳩原ループ線です。

鳩原(はつはら)ループ線

敦賀駅から琵琶湖方面に向かって、急な上りになります。昭和32年複線化の際に、上り勾配を緩和するため、上り線にトンネルとループ線を組み合わせたルートが敷かれました。地形図で見ると地形と鉄道の関係がよくわかりますね。

鳩原ループ線


この路線は、列車の本数も多く、ループ線を行き交う列車を見ることができます。また寝台特急「トワイライトエクスプレス」や特急列車などの撮影ポイントとしても有名で、新疋田駅は鉄道ファンで賑わっています。


湯檜曽(ゆびそ)ループ線・松川ループ線(上越線)

おしまいに、上越線の湯檜曽ループ線をご紹介します。

上越線の中でも、群馬県と新潟県の県境の谷川連峰を越える水上~石内間は、厳しい山岳ルートです。昭和6年開通時に、清水トンネル(9702m)を挟んで湯檜曽ループ線と松川ループ線が設けられました。また複線化の際に、新清水トンネル(13,490m)が掘削され、湯檜曽ループ線、松川ループ線は上り線用となりました。

湯檜曽(ゆびそ)ループ線・松川ループ線

松川ループ線はトンネル内にあるため見ることができませんが、湯檜曽ループ線は、列車が下ってくるのを湯檜曽駅上りホームから見ることができます。また、車窓からも右下に湯檜曽駅を眺めたのち、ループ線を回って駅ホームに入る体験をすることができます。地図を見ながら、たどってみてください。

湯檜曽駅・湯檜曽ループ線


松川ループ線


いかがでしたか?みなさんも地図を片手にループ線をたどる鉄道旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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